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EMD F2は1946年にGM-EMDで生産された電気式ディーゼル機関車である。最終組立はイリノイ州のラグレーンジ工場で行われた。F2は大いに成功したFシリーズ系列の2機種目である。 ==概要 == エンジン出力はFTと同様の1350馬力だが、車体などが大幅に変更された改良型である。 FTとの変更点は以下の通り。 * FTではAユニット・Bユニット共に丸窓が中央部に4つ接近して並んでいたが、3つ離れて設置する形状に変更。なお、Bユニットの車体形状は側面上部についている金網がステンレス鋼製のグリルに変更等されたもののF9までほぼ同一である。 * 全てのFシリーズは屋根に4台の放熱器に分離型のファンがついているが、F2よりファンの形状が変更され大型化された。 * 床下機器が変更されFTでは燃料タンクのみであったが、F2よりバッテリーボックスと空気だめが追加で設置されたのに伴い台車の配置を変更。FTと比較し台車の間隔が離れておりF3以降の機種に引き継がれた。 * FTは運転台付きのAユニットと運転台無しのBユニットの2両連結運転を基本としていたため、両ユニットをつないでいる連結器は棒連結器(永久連結器)が使用されたが本形式より通常の連結器に変更。 * FTのBユニットは車体内側に操車場や車両工場の構内で使用される簡単な運転装置の有無で外観が異なっていたがF2以降は外観に変化がなくなった。 F2が登場した1946年にエンジン出力が1500馬力にパワーアップし、電動機も改良したF3が製造されたためF2はFTからF3に移行する際の過渡的な形式となった。 製造数もAユニット74両、Bユニット30両にとどまり、数多く製造されたFシリーズ中でも製造数が少ない形式になった。〔Fシリーズでもっとも製造数が少ないのは特殊用途で製造されたFL9の60両。2番目に少ないのはFP9の90両なのでF2は3番目に製造数が少ない。なお、FL9とFP9はAユニットのみの製造のため、Bユニットも製造された形式の中ではF2が一番製造数が少ない〕 F2は全車解体され現存車はない。〔Fシリーズで現存車が無いのはF2のみである。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「EMD F2形ディーゼル機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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